がらくた座 ちいおばさん

麦焼屋・南恩納トロピカル

2012年01月23日 18:18

毎年お正月あとから10日間ほど、長野からがらくた座の木島知草さんが沖縄県内の公演にやってきています。

『ちぃおばさん』こと、木島さんは「生と性、人権」をテーマに、身近にある捨てられそうなもの(例えば穴の開いた靴下とか!)
をリメイクして人形をつくり、全国を公演しています。
(写真はうちの子供たちが遊ぶ、穴あき靴下で作ったヘビ)

ちぃおばさんの伝えたいものはずばり『存在するものすべての命のすばらしさ』につきると思います。
どんな命も、今、どんな人生を歩んでいようと、どんな困難な状態にあっても、その人の命は大切で素晴らしい。
かわいらしい人形劇の根底にはそんなメッセージがあります。
実際は学校公演や親子の集まりなどで、命の始まりの奇跡から子供たちがとても知りたがっている赤ちゃんはどうやって出来るのか、生まれるのか?(性交や出産)をちぃおばさん手作りのお父さんお母さんの裸の人形を通して、はっきりまっすぐに伝えます。
そして、メディアで華やかに描かれているような歪んだ性の情報ではなくて、自分を大事にすること、そして相手(恋人やらパートナー)を大事に、尊重する大切さを伝えています。
本当は親が日常の中で自然に伝えられたら一番いいのでしょうが、なかなか親では伝えにくい気持ちもありますよね。


今回の県内公演は虐待を受けたりして辛い体験を持ちながら生きる子供たちが暮らす養護施設などを中心に公演がありました。

ぼろぼろで捨てられそうなものを使って人形劇を続けるちぃおばさんは、どんなもの(命も)無駄もないし無意味もない。こんな人形たちだからこそ伝わる感じかな。

トロピカルを毎年常宿として県内公演を続けてくれるちぃおばさんです。毎回宿でもミニ劇場をやってくれて、今回も知人を中心にたくさんの親子が集まりました。
きっとまた来年も同じ時期に来県し公演があるはずです。ご興味のある方、トロピカルまで連絡下さいね。 

また全国各地で公演もあります。連絡先は 
がらくた座 電話とFAX
0263263601 長野県松本市井川城3の7の6  木島知草さんまで。