えごま油

麦焼屋・南恩納トロピカル

2012年02月10日 10:51

毎年この時期にいらっしゃる見上夫妻から、自家製のえごま油をいただきました。

見上さんたちは福島県で、えごまを生産。ご自分たちで絞って油を作られています。 

えごまって名前の通り、ゴマみたいな小さな粒々。
フライパンで煎って胡麻のように食べます。
数年前からえごまそのものをいただき、畑に蒔いたりしましたが、なかなか次の種を収穫までいかないままです(汗)。


今年の震災で、いくら震災前の収穫したえごまといっても、福島県産ということで売れないのだ、と。

震災での放射能汚染にまつわる農産物被害や人間への健康被害についても色々地元ならではのお話もうかがいました。

自分たちの先祖代々つないできた土地が、子ども孫ら子孫たちに引き渡すことができないかも、というつらさ。
畑の作物作りは一時でも休んでしまったらもとに戻すのは大変です。畑に行くのが日課や仕事にしている方々の生きる士気も心配です。
また、特に子どもたちの健康被害については、心が痛くなるようなお話で、本当にどうすればいいのか、悲しくなります。

もちろん、沖縄だって安全ではないです。
今や食物は全国から運ばれ、沖縄の食を支えてくれているし。薪だって県外から来ていたくらいです。

うち(麦焼屋)はありがたいことに山原の山からの薪をいただける環境ですが、これからはどうなるか、少し不安もあります。

それでも沖縄にいて、少なくとも福島の子どもたちに比べては、私たちは毎日気にせず外で思い切り遊ばせられる環境。毎日感謝です。


はる



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