2007年10月24日

月夜に

宿トロピカルの常連長期滞在のFさんと私たちは県外者。今朝からの沖縄のラジオは「今日は十三夜、一番月がきれいで、
雲は無し。」と、ずっと話しているねーと。本当に朝からずっと月に関する話題ばかりで、今晩は空を見上げないわけには
行かない感じでした。
夕食後に早速サンシンを持ってきたFさん。月の明かりの中のテラスで、サンシンを響かせていました。
早速うちの息子もやってきて、大好きなFさんのそばで、楽しそうにやっています。
連れ合いは今晩はパンを焼かないので、久々にビールを飲んでいい感じ。私も月見団子を食べたくなって、さっと作って参加。
テラスでみんなで自然な風に吹かれてとってもいい感じでした。今晩の宿のお客さんも、ダイビングのショップの方と呑んで
帰ってきては合流。みんなで月を眺めてうっとりしてました。
いいかんじー。
みなさん沖縄以外に住んでいらっしゃるけれど、確かに向こうではあまり月に感動しないなあ、と。
私は8年前に移住してから月がこんなに美しいものだと、初めて認識し、それから月が大好きになったのです。
私の移住スタートは伊江島。都会に比べたら何もないようなところで、月の大きさにびっくりして感動したものです。
月以外では星。星空もすごく迫力があって、当時お世話になっていたところで一緒に働いていた弘子さん(前宿主)と
よく星空を見に、飛行場跡地へ車を飛ばしたものです。
そこはひかりが全くない場所。ごろんとねっころがって満天の星を眺めるのは本当にすばらしかった。
(ま、後はそこでしばらく寝てしまう私でしたが)

みんなで月を眺めながらいろんのことに想いをはせているこの空間が、たまらなく好きです。
それぞれちがう空間に身を置いている私たち。何か縁あってこうして同じときをもつ偶然?必然の、この時が
いい感じで時間がめぐる。皆さんが旅にきてよかった、といういい気を流してくれて、それを感じる私たちは
またエネルギーを頂いているのだなあと。

よくお客さんは、うちの息子が人見知りしない、と驚かれますが、やっぱり常日頃のうちのお客さんの雰囲気なのだろうな、と思うのです。赤ちゃんの頃からずっと宿に出入りしている彼は、宿のお客さんが「いい感じ」だと信じてうたがっていないのだろうな、と。
そういう意味で息子もお客さんに育ててもらっているな、と思います。ああ、感謝。

今日は朝ご飯をテラスで息子と食べたら、とっても気持ちよかった。いい感じでその後、11月からお世話になる保育園に行って来ました。
保育園の園庭や遊具に釘づけの息子。私からは離れようとはしないけれど、彼の目と心は園庭へ飛んでいました。
大きいお姉さん、お兄さんたちの遊びにも興味津々。先生たちもやさしそうでしたし。
慣れるのは早いだろうなあと、私は踏んでます。帰りにしばらく園庭で遊ばせて貰って、育てているゴーヤーを収穫させてもらって満足の彼。
帰ってきて連れ合いに早速報告したみたいです、「楽しかった、また行くの」と。
園で、親では出来ない彼の違う面を引き出してくれるのだろうなあと、こちらも楽しみになりました。
頂いてきたカーブチー(沖縄のみかんの種類の名)の甘かったこと!これも、果物好きの彼にとってはポイント高かったはず。
こんなことも振り返って、心地いいトロピカルの十三夜でした。

追伸!
そういえば明け方の月もきれいですよねー。宿は海面に映る月光のシルエットがまた美しい!
最近5時半起床の息子にいらいらしてましたが、感謝できそうです。あはは。



Posted by 麦焼屋・南恩納トロピカル at 01:59│Comments(0)
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