2011年08月10日

おんな共同売店

沖縄には地域で個人個人出資金をだして、店を運営する「共同売店」というものが存在しています。現代のように車社会でない時代に、物資を調達する店が徒歩圏内に必要でした。
百年ほど前、沖縄本島最北部の国頭村奥の奥共同売店が発祥とされています。

恩納村にもまだいくつか残っていますが、私たちが住む南恩納の隣りの恩納地区には今だに区民からの出資金で共同運営をしている「おんな共同売店」があります。(三階建てで、県内最大級!)
恩納地区は役場や金融機関などが隣接するので、仕事帰りの買い物によく立ち寄る姿がみられ、ちょっと活気があります!

昨日は仕事が遅くなり、保育所迎えがギリギリだった私は、こどもたちを連れて共同売店に買い物に行きました。もう7時前。三男坊を片手に買い物していると、以前お世話になった役場の方や、久しぶりにお会いする方がこどもたちをみて「大きくなった!大きくなった!」と喜んでくださり、嬉しくなりました。
みなさん、もうお孫さんのいらっしゃる世代の先輩方です。何気ない言葉のやりとりですが、私たちはこのあたたかさにどんなに支えられているだろうかなぁ、と。ありがたいかぎりです。しあわせだなぁと思いました。

レジに並び会計をすませたら、先ほどの「先輩」が『こどもたちに。』とレジ袋いっぱいのお菓子を差し出してくださいました!
うちのこどもたちは突然のプレゼントにびっくりして大喜び。


なんか、みんなでこどもたちを育てていただいているなぁとしみじみして感動してしまいました。

私たちは県外から出てきて、特に親戚もなく、この地域で生まれ育ったわけではないのですが、こうしてこどもたちを受け入れて下さるこの地に、ずっと住み続けられるように、頑張らないと!と。それから、地域の為に働いていかないとなぁと思いました。



Posted by 麦焼屋・南恩納トロピカル at 01:34│Comments(0)
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