石窯天然酵母パン『麦焼屋(むぎやきや〜)』と宿『南恩納トロピカル』

  

春に同じ部落の方からチャボをいただきました‼
チャボは昔からの品種なので、ちゃんと卵をかえす能力があります。 因みにウチで飼っている鶏の種類は『ボリスブラウン』
。人懐っこく、卵をよく生む品種で、飼いやすいです。


逆にチャボは野生の攻撃的な強さがあり、うちの鶏とは違う気質です。
身体も卵も小さいですが、後から入ってきたのに、気が強く、やられません(笑)。

雄も頂きましたが、野性的だからか、早朝の雄叫びも凄まじく。
また３時から鳴き出すので、御近所やお泊まりのお客さんに迷惑だなと、返品しました(笑)。


いただき先が快く返品に応じて下さり、感謝です。

チャボがいると、昔の農家みたい❤と
かなり自己満足の世界に浸っております。

今、二人(匹)は抱卵期間に突入した模様です。もう一週間近く、座り続けています。
我が家の卵と、アイスクリームにも使う、津嘉山さんの有精卵を買ってきて、潜らせました。
うまくいけば、あと２週間位で卵からひなが生まれる予定です楽しみ。  

すごくいいお天気なんですが…


台風１０号が明日の午前に沖縄本島直撃の予報なので、
明日21日はパン屋はお休みします。

本日はオープンしています。よろしくお願いいたします。



麦焼屋 小野  

パン教室を半月に一回、恩納村ふれあいセンターでやっています。
今週はニンジンパン。
お店には出していませんが、
ニンジンとレーズン、クミンシードです！これがおいしい
野菜も取れていいかもです❗

今日も美味しく焼けて、オープンしています  

春にお友達の田んぼで田植えをさせてもらいました。機械が入らないところや修正部分を手植え。


そして昨日は台風が外れそうだったので、
ぬかるみのひどいところを手刈りさせてもらいました‼
ザクッ、ザクッ、と歯切れよい稲刈り専用の鎌は素晴らしい切れ味。
正味一時間を必死でやったら、
体にきたきた！

年ですねー。

しかしとても清々しい体験でした。
台風から手入れから本当に農家さんには頭が下がります。
食べ物を作ってくれるみなさん、ありがとうございます‼  

麦焼屋の自家製ベーコン出来ました。一本750円前後です(100㌘300円)。
県産豚肉、県産塩、黒糖、泡盛、無農薬ローズマリーやタイムなどに五日漬け込み、桜の枝で燻しました。おいしいですよ‼ご賞味下さいね。  

先週から数日間滞在してくれた、OIST(沖縄科学技術大学院大学)のカンファレンスに参加した日本人のRさんとCubaキューバのＥさん。

そして同じ頃に滞在してくれた、大学時代の恩師のような恩(師)先輩ご夫婦。
当時１９歳の私は、 彼らに誘われてフィリピンのミンダナオ島へ行き、私の世界が広がりました。
あれから私の今の仕事につながる大事な感性が、拓き始めたと思います。

また今回、先輩たちと一緒に行った 近所のレストランには、フィリピンからの家族が働いています。
久しぶりにフィリピンの風を十分に、


そして、滞在してくれていたOISTの彼ら二人から 、私の大好きな感覚を

ずっと感じていられた１週間でした。




『Muchas gracias!ムーチャスグラシャス(ありがとう)』

私が学生時代、滞在していたフィリピンの村のことば。

私がいたサンボアンガという地域は、
第一次世界大戦でスペインに、
第二次大戦で日本に侵略されていました。


現在彼らが日常的に使う言語はチャバカノ語といい、
スペイン語を日本人が使いやすいようにアレンジしたものでした。


戦争と彼らの歴史を織り混ぜたチャバカノ語。

チャバカノ語で『ありがとう』は
スペイン語のMuchas gracias
(ムーチャスグラシャス)と同じでした。




キューバから来ていたＥさんが、うちの宿帳に彼の国の言葉(おそらくスペイン語)で何かメッセージを残してくれていました。


私たちには解らない自国の言葉を使うメッセージも、それはそれでとてもステキなのですが、

今回はMuchas gracias
ムーチャスグラシャスだけが分かりました。

この１週間、
学生時代からの私が受けた、たくさんの愛情を
一気に集大成してくれたかのような
Muchas gracias
の文字。

しあわせな気持ちになりました。

本当にたくさんの愛情を

みなさん、ありがとう。


写真上は先輩が作ってきた夏みかんピール砂糖菓子。昔から変わっていない、M先輩らしい優しい味わいでした。