2007年10月21日

アレンネルソンさん

アレンネルソンさんという方をご存知ですか。
アレンさんはベトナム戦争の時、アメリカ海兵隊員として、ベトナムの戦地で闘いました。当時
アレンさんは18歳。
最貧困層の出身で、幼いころからずっと飢餓感、暴力と憎悪に満ちた人生を送っていました。
そんな若者に声を掛けて、戦地の第一線で「勇敢なアメリカ国民」として祭り上げ、闘うことを担わせられていました。
もちろん当時のアレンさんに、そんな自覚はまったくなかったはずです。

アレンさんは除隊後、PTSD(戦争後遺症)にかかります。そこから戦争というもの、自分というもの、生い立ちと国家
などに向き合い、今、本当の戦争はどういうものか、アメリカと日本の各地の学校を中心として講演活動を精力的に
行っています。
毎年新しい学校や講演先の申し出があとを絶たず、一年の3分の1は日本各地での講演を行っているほどです。

沖縄も例外なく、今年もアレンさんはやって来てくださいました。だだ、日本各地といっても北海道から沖縄までの
ハードなスケジュールでの移動とこの気候の変化に、体はかなりきつそうです。

前置きは長くなり、またあまり説明がうまくない私のブログではアレンさんのすばらしさを、お伝えできないのが
もどかしく、申し訳ないのですがきょうみのある方、ぜひ検索に掛けてみてください。本も出ています。


アレンさんは今回うちの宿に数日滞在する予定で、私もものすごくこの滞在を楽しみにしています。
アレンさんは私にとって、大切な方なのです。

私は18歳まで神奈川県の横須賀で生まれ育っています。横須賀も沖縄ほどではありませんが、米軍基地も自衛隊の
駐屯地もあります。実家はマンションの一室。お隣のお宅は米軍にお部屋を貸していて、いつも将校クラスの
家族が数年単位の交代で滞在していました。
私たち家族は彼らといつもとてもいい関係でいたので、沖縄に来ても彼らがひどい行動や事件を起こしても
複雑な心境になっていたものです。
アレンさんは元海兵隊員。ベトナムで沢山のベトナム人を殺してきました。
アレンさんのしてきた行為は、決して正当化できるものではないけれど、
誰がそれを必要としているのか、利用しているのかまでを考えることが大切だと。

これからのアレンさんの沖縄講演会は、
      今月23日火曜日 午後6時半から   那覇市沖縄尚学高校体育館にて
         24日水曜日 午後7時から     名護市 名護民商にて

アレンさんの本、講演記録もとてもいいけれど、アレンさん自身の人柄に触れていただけたらなあと
切に思っています。
熱いメッセージでごめんなさい。
もし詳しくお知りになりたい方は、是非コメントでお知らせください。


長々とお読み下さり、ありがとうございました。









Posted by 麦焼屋・南恩納トロピカル at 10:53│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。