2014年11月30日

命を預かる、ということ。

先月、立て続けに2つの命が旅立ちました。

我が家のひよことウサギです。




たまごから孵したヒヨコ。もう4ヶ月を越え、あと1ヶ月半くらいしたら、卵を産める予定くらいまでに成長しました。一度死にかけたけど、元気になったのに…。


小屋の外に出してあげて、自由に虫などを食べさせていました。


小屋に戻そうとした時に逃げたので、しばらくそのままにしていたら、私が入れるのをすっかり忘れて。


気がついたら姿が見えず。

見つけた時にはひどい怪我を負ってました。多分カラスにやられたみたいです。

生命力たくましいヒヨコだったから、なんとか生きるかな、と思ったのですが、私が私用で出掛けなければならないときに、旅立ちました。


そのあと数日後、
ウサギが一羽、老衰か、もうだめだな、という状態になり、しばらく外に出していたのですが、なかなかお空に帰れません。1日たってしまい、可哀想なので、旦那があちらの世界へ行く手助けをしました。



でも彼女は帰れなかったのです。

旦那は仕事中。手が空かなくて、私が最期を手助けしました。


初めて手をかけました。


こんなことするなんて動物愛護団体から訴えられそうなんですが…。



私は過去に苦い経験があります。


大家さんと共同で世話をしていた山羊。


養い始めて一年たって、やっぱりもうダメだったけど、可哀想で安楽死をさせ切れなかったのです。


山羊は体が大きいので、自分たちでは出来ないから、慣れている人を呼びました。でもやっぱり私が心の準備出来なかった。


見ていてもう回復の見込みはない状態ならば、飼い主が責任持って、空にかえしてあげないと、死ぬまでずっと苦しむことを知りました。



あれから10年。


ヒヨコは回復の期待があり、手を掛けなかったら自ら行きました。



心の何処かで安堵の気持ちもあり、ヒヨコに感謝しました。


でもこうして、ウサギを手助けしなければならない状況になりました。


旦那を待って、してもらうこともできたけど、

もうあの時の山羊のようにこれ以上苦しませられない、と思いました。

それが飼い主の責任であり、務めだと思いました。







うちの鶏たちはとうとう全くたまごを産まなくなりました。おトシです。


もう新しい命は生まれないのです。



またウコッケイがたまごを温める、抱卵体勢になり、自分たちの卵と買ってきたご近所の有精卵をあたためはじめています。



我が家の命の巡りです。









Posted by 麦焼屋・南恩納トロピカル at 17:46│Comments(2)
この記事へのコメント
「はるるの所に山羊がいたよね」と和海がたまに思い出していました。
命を預かるって重いです。

自分の決断に、自分で行動する勇気がすごいと思います。

命の巡りが側にある豊かさも感じます。

ブログに書いてくれて、ありがとうございます。
Posted by よしみち at 2014年12月01日 17:31
よしみちさん。
ずっとこんな自然な暮らしを夢見てきたんだけど、理想と現実は違いますね。きれいだけじゃない。


現実は色んなものが渦巻いて現実だもんね…。当たり前なんだけど、さ(笑)。

まだまだありますよー。

自分のために、この話を自分の中から出したくて、書きました。読んでくれてありがとうございます。
Posted by はる at 2014年12月09日 03:53
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